スウィネン社


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 これは「近年において、個人サイトの二次創作がガンダムのオフィシャル販売品(刊行物、グッズ等)に取り入れられる設定となった珍しい例」として挙げられることがあります。
 (なお、個人サイトを不用意に引用したりまったくの出鱈目や俺設定も多いwikipediaの情報を、ガンダムの公式ウェブサイトの方が逆に鵜呑みにして引用してしまったり、後日慌てて削除したりといった例は、あまり話題になっていませんがこの他にもいくつか存在しており、後日問題として浮上してくる可能性はあります。)


 上記スウィネン社に対するそうした見解に対して、「昔から」ガンダム系の設定、特にファーストガンダムのものは、同人誌等の設定がフィードバックされて作られたので、珍しいことではなかった、という反論がよく述べられます。


 しかしながら、その昔の設定の方、かつてのトミノスキー物理学がなんたら眼鏡粒子がなんたらいう初期の設定は、最初期のTVシリーズ当時の「空白だらけ」の設定に対して、居てもたっても居られぬSFメカファン(当時ガノタという言葉はないし、実のところ現在のガノタという語が指すものともかなり違う)達が意欲的に埋めていたものでした。
 それに対して上記設定は、よりによって「アッガイの開発会社」などという代物、べつに「空白」でも何でもなく、今まで通りジオニック社だとしてもおそらく特に誰も困らないような代物です。
 上記の個人サイトの設定者は、こんなものが採用されるくらいなら、もっと公式設定になってほしいものが(掲載している膨大な独自設定データのうちには)いくらでもあったのではないでしょうか。


 こんにち、作り手と受け手が立体的・双方向に情報交換されるネット創作時代になったといっても、必ずしも合理的になったわけでも、両者に望ましい結果ばかりになっているわけでもない