2010-06-13から1日間の記事一覧

 KAITOの島唄 (2)

ずっと伝えようと歌っていた。自分の中に生じた、悲しみや、哀惜や、ときに小さな感傷や、その他の形にならないものすべて、何かをとらえて、ただ歌声の形にしようと、それだけを感じて歌っていた。VOCALOIDとして《札幌(サッポロ)》でデビューした後の長い…