髯ガンダムヘキサ


 Gジェネレーションというゲームでは一度生産登録してしまうと文明を埋葬する∀ガンダムでもターンXでもいくらでも量産できます。ギレンの野望スパロボには(普通は)ない醍醐味。いろんな特徴の機体を使いたいためにワンオフ機は1機しか生産しないというプレイヤーもいて、それも縛りプレイってほどでもないですが、これらを平気で複数生産して暴れ回らせるのも、特に後ろ指を指されるでもなく、ごく普通に行われているプレイスタイルのひとつ。
 んで、シリーズによっては本物が手に入る場合もありますが、ともかくそうでない機体、複数量産した∀が陣営にいる場合、それらはヘキサ(※1)か何かではないかと知人とだべりながら話していたことがあった。Vガンダムのヘキサは額のアンテナが側頭部に移っているので、∀のヘキサだったら、髭ガンダムの鼻のヒゲが頬の横に移るから「髯ガンダムヘキサ(※2)」になってるだとか何だとか。
 「ターンエーガンダムシン」なるものを見て即座に思い出したのがその「髯ガンダムヘキサ」です。そんな1回限りのだべり以外決して思い出すこともないだろうと信じていた記憶がマウンテンサイクルの遥か奥底から強制的に掘り出されてくるような、それほどまでのとてつもないコレジャナイ感



※1 Vガンダムヘキサガンダム頭のVガンダムに対して頭部センサーを変更した、本来は指揮官用ですが、Vガンダム劇中ではあべこべの使い方(皆がセンサーが高性能化した方を使うのでヘキサが多数登場し、ガンダム頭を象徴視して1機だけVガンダム頭に変更)がされていた。だいたい同じだけど顔だけちょっと雰囲気が違うという「おんだ式へきさ」の元ネタ


※2 鼻ヒゲは「髭 mustach」、頬ヒゲは「髯 sideburn」、顎ヒゲは「鬚 beard」。例えば、指輪物語の映画版で「木のひげ」となっているエントの名前は、原作では「木の鬚(treebeard)」なのですが、映画版のファンサイトなどの表記では、この髭・髯・鬚の3つの漢字がほぼ完全に混同されています。一方、ここで「ヒゲガンダム」で検索すると、相当に高い割合で∀ガンダムに対して正確な「髭」の字が用いられており(Wガンダム0やガンダムDXをきっちり「髯」としているサイトも多い)言語を非常に軽視しがちなジャパニメオタの中にあって、ガノタというのが語の細部に非常に気を使う体質の人々であることが明瞭にわかります。それはトミノスキー物理学とかの千日議論を追っていると特によくわかる(白目)