股間黒塗り(真顔)


 非常に唐突な話なのですが、Gガンダムの作中にも頻繁に映るファイティングスーツ装着シーンでドモンの股間のあたり含めて濃く影になっているのですが、本ブログ管理者は放映当時これを「黒パンツ」だとか「ガンダムファイト競技指定のファウルカップ」着用なのだと数十年間ずっと信じていた。
 ファイティングスーツ装着が全裸で影部分がいわゆるnow even scoreだとネット時代になってから知って激しい衝撃を受けましたが、それ同時にそれ以上にまざまざと思いだしたことがありましてね。
 御禿の小説『オーラ・バトラー戦記』は、ダンバインのノベライズと言いつつぜんぜん異なり、例によってこれも前日談がめっちゃ長く、オーラバトラーによる国家戦争の前にヒャッハー種族ガロウラン(ガンダムXとは関係ないですが語源は同じ)との抗争のエピソードがあるのですが、主人公(名前は違いますが聖戦士ショウにあたる)がガロウラン種族に捕まり首領の余興で闘技場で下半身丸出しで強獣(要は恐竜)と格闘させられる場面がある。なんで下半身だけ露出しているかというと恐竜が闘技開幕とほぼ同時にバスタードのスライムのように下半身の服だけ食っちまったからです。結果、これも捕虜で観戦させられているお姫様(小説版ではのちの正ヒロイン)の目の前に、下半身の黒々としたnow even score周辺を露出する羽目になる。ガンダムとかトミノ作品の主人公で一番醜態を晒したのはガイアギア(下痢)だとかガンダムセンチネル(失禁、ニコ大百科では記事執筆者が戦争物に頻出するその手の描写を他に全く読んだことがないらしく執拗なまでに強調されている)だとか言うのははっきりいってにわかだわね。御禿の小説には遥かにえげつない描写がいくらでも転がっているのです。
 ところが、ここで、お姫様は男の下腹だとかnow even scoreなんてものを実際に見たことも想像したこともなかったので、主人公の「黒々としたもの」を見ても何なのか、何を見せられたのか完全に頭が認識できず、スルーしてしまう。
 これを読んだ当時(Gガンよりも前)は「いくらお姫様だって、んなアホな話があるかい」とか思っていたのですが、そんな感想を抱いたよりもさらに後の自分が、ドモンの黒々としたものをまさに当該お姫様のごとき頭の認識でスルーしていた、そこに愕然としたわけです。日々、若い頃や若者の性衝動についての発言ばかりしている御禿が、いかに若者の性認識について本当に洞察していたのか。おそらくGガン当時、ドモンの股間の影にお姫様と同じような認識しか持っていなかった深窓の少女が自分の他にもいっぱい居たに違いないぜ!